NAVIEW-SLIDE2 リストファイル
NAVIEW-SLIDE2ではCSV形式のテキストファイルで、画像ファイル、サウンド、表示時間、リンク、エフェクトなどの設定を行い、多彩なスライドショーを実現します。
リストファイルはサンプルのリストファイルをコピーし、Microsoft EXCELもしくはテキストエディタで編集して下さい。
尚、","(半角カンマ)と改行をCSVファイルに記述する事はできませんので、","(半角カンマ)はHTMLエンティティの","で、改行は"<BR>"で置き換えて下さい。
また、Microsoft EXCELでCSVファイルを保存する場合は、文字列が"(ダブルクォーテーション)で囲まれる場合があります。その際にはテキストエディタの置換機能などを使用して取り除いて下さい。
各設定項目の記述方法
設定ファイルの「リスト方向」を"X"(空欄)とした場合は、下記のように、項目名と値1、値2、値3、・・・(画像数分)を","(半角カンマ)で区切って1行で記入します。
- 画像ファイル ,img1.jpg,img2.jpg,img3.jpg,img4.jpg
- 画像更新日時 ,20060505,20060505,20060505,20060505
- サイズ(FIX/FULL/NON) ,FIX,FIX,FIX,FIX
- 表示遅延時間(ミリ秒) ,1500,1500,1500,1500
- 表示移行時間(ミリ秒) ,1000,1000,1000,1000
設定ファイルの「リスト方向」を"Y"とした場合は、下記のように項目名を一行目に、画像1の各値を2行目にと、上記とは行/列を入れ替えた状態で記入します。
- 画像ファイル, 画像更新日時, サイズ(FIX/FULL/NON),・・・
- img1.jpg,20060505,FIX,・・・
- img2.jpg,20060505,FIX,・・・
- img3.jpg,20060505,FIX,・・・
- img4.jpg,20060505,FIX,・・・
EXCELの場合は各セルの値だけ変更して「CSVファイル」のまま保存して下さい。半角カンマで区切られたテキストファイルとして保存されます。
設定項目は下記のように数多くありますが、デフォルト設定で良い項目、必要の無い項目は空白にしておけばデフォルト値が使われます。
画像情報
画像ファイル
画像のファイル名を記載します。使用できる画像はベースラインJPEGファイル、もしくはFLASH-MX(FlashPlayer6)以前のSWF(FLASH)ファイルです。
設定ファイルの「画像・音声フォルダ」に指定したフォルダ以外に画像ファイルを置く場合は、「画像・音声フォルダ」以降のファイルパスとなります。
画像更新日時
FLASHでは、サーバの画像を更新してもキャッシュが使用される事があり、それを防ぐ為にこの項目が有ります。ファイル名を変えずに画像を入れ替えた際には、更新日などにに書き換えて下さい。
サイズ(FIX/FULL/NON)
画像の表示方法には下記の3つの方法があり、そその指定を行います。
"FIX"
画像の縦横比を保ったまま、表示領域を埋めるように自動的にサイズを調整して表示されます。画像の縦横比が表示領域と異なる場合にはトリミング(切り取り)されます。
"FULL"
画像の縦横比を保ったまま、表示領域に全てが入るように自動的にサイズを調整して表示されます。画像の縦横比が表示領域と異なる場合には空白ができます。
"NON"
画像はそのままのサイズで表示されます。全ての画像で全体が入るように表示領域を広く取る必要が有ります。画像専用ページで、大きく表示する場合に適しています。
時間設定
表示遅延時間(ミリ秒)
前の画像から切り替える際に、表示を遅らせる時間をミリ秒単位で設定します。
画像の切替時に空白を入れたい場合は、前の画像の消去移行時間より大きくします。
尚、起動時にはこの設定に関わらず、最初に表示される画像が読込み終了後直ぐに表示されます。
表示移行時間(ミリ秒)
非表示から表示状態へ移行する(フェードインなど)時間をミリ秒単位で設定します。
表示時間(ミリ秒)
停止状態で表示する時間をミリ秒単位で設定します。
最後の画像を表示した後にスライドショーを停止させたい場合は、600000(10分)などの大きな値として下さい。
消去移行時間(ミリ秒)
表示から非表示状態へ移行する(フェードアウトなど)時間をミリ秒単位で設定します。
エフェクト設定
表示エフェクト
表示エフェクトはプリセットされた画像のエフェクトで、"F"(フェードイン有り)または"X"(フェードイン無し)の文字と、下記のエフェクト指定の2文字を合わせ、"FTI"、"XLI"のように指定します。
尚、後述する「詳細エフェクト指定」を使用する場合は、空欄としておきます。
XX :移動・マスク無し | BB :ブラインド・ボトム |
TI :スライドイン・トップ | BL :ブラインド・レフト |
BI :スライドイン・ボトム | BR :ブラインド・ライト |
LI :スライドイン・レフト | ST :ステップ・トップ |
RI :スライドイン・ライト | SB :ステップ・ボトム |
ZI :ズームイン | SL :ステップ・レフト |
ZV :ズームイン・垂直 | SR :ステップ・ライト |
ZH :ズームイン・水平 | CT :カーテン・トップ |
PL :ページイン・レフト | CB :カーテン・ボトム |
PR :ページイン・ライト | CL :カーテン・レフト |
RT :ローテーション | CR :カーテン・ライト |
CC :サークル | HV :スプリット・垂直 |
WW :ブラシ | HH :スプリット・水平 |
RC :ランダム・サークル | HL :スプリット・レフト |
BT :ブラインド・トップ | HR :スプリット・ライト |
消去エフェクト
消去時のエフェクトを表示エフェクトと同じように3文字で指定しますが、表示エフェクトの逆再生となります。
例えば、"FXX"は「表示エフェクト」では「フェードイン」となりますが、「消去エフェクト」では「フェードアウト」となります。
左から右に画像が流れるように表示/消去する為には、表示エフェクトを"XLI"(左からのスライドイン)とし、消去エフェクトを"XRI"(右へのスライドアウト)とします。
表示加速(NON/FTS/STF)
表示エフェクトの加速を、NON(空欄)/FTS/STF の3つの中から指定します。
- NON : 加速無し
- FTS : Fast To Slow 最初は速く後は遅い
- STF : Slow To Fast 最初は遅く後は早い
消去加速(NON/FTS/STF)
消去エフェクトの加速を、表示エフェクトと同じく、NON(空欄)/FTS/STF の3つの中から指定します。
画像以外の情報
リンク・タイトル
画像をリンクバナーとして使用する際のリンク先の名称を記入します。
画像にマウスオーバーした時にALT表示されます。
リンク・URL
リンク先のURLを記入します。同一のサイト内の場合は、"/"で始まる絶対指定か、nv_slide2.swf を設置するフォルダを基点とした相対パスを指定して下さい。
リンク・ターゲット
"_blank"、"_self"など、リンクする際のターゲットを指定します。
名称
設定ファイルの「名称枠」で指定した文字枠に表示する文字を指定して下さい。
本文
設定ファイルの「本文枠」で指定した文字枠に表示する文字を指定して下さい。
名称、本文はFLASHのHTMLテキストで<a>、<b>、<font color>、<font face>、<font size>、<i>、<p>、<u>、<br>のタグがサポートされています。
※ 日本語フォントは"_等倍","_ゴシック","_明朝"(先頭は半角アンダーバー)、欧文フォントは"_sans","_serif","_typewriter"が指定できます。
例:<font size="10" face="_ゴシック">
尚、背景読み込みを使用して、SWFファイルの背景を作成・読込む場合は、SWFファイル側で名称、本文のテキストエリアを指定する事が出来ます。この場合はHTML、非HTMLのどちらでも設定可能となりますので、設定にあわせた文字データとして下さい。
また、非HTMLで改行が必要な場合はリストファイルの本文で"<BR>"を挿入して下さい。
サウンドファイル
サウンドのファイル名を記載します。使用できるサウンドファイルはMP3のみです。
設定ファイルの「画像・音声フォルダ」に指定したフォルダ以外にサウンドファイルを置く場合は、「画像・音声フォルダ」以降のファイルパスとなります。
同じサウンドファイルを連続して複数の画像に設定すると、画面切替の際にも停止せず、連続して再生されます。
サウンドリピート回数
サウンドのリピート回数を指定します。
詳細エフェクト指定
エフェクトを数値で細かく設定する場合は、「表示エフェクト」、「消去エフェクト」を空欄とし、下記の項目を数値で指定します。
エフェクトは画像自体の位置、大きさ、透明度、回転の状態の変化と、表示範囲をアニメーションで広げる「マスク」の組み合わせで行われます。
尚、「表示時間」中に表示される画像の状態は、「表示終り」と「消去始め」の状態が違った場合、この間をアニメーション表示します。
表示時 | 消去時 | ||
マスク | マスク | ||
マスク角度 | マスク角度 | ||
表示始め | 表示始め | 消去始め | 消去終り |
横幅拡大率(%) | 横幅拡大率(%) | 横幅拡大率(%) | 横幅拡大率(%) |
高さ拡大率(%) | 高さ拡大率(%) | 高さ拡大率(%) | 高さ拡大率(%) |
X座標(横幅%) | X座標(横幅%) | X座標(横幅%) | X座標(横幅%) |
Y座標(高さ%) | Y座標(高さ%) | Y座標(高さ%) | Y座標(高さ%) |
アルファ(%) | アルファ(%) | アルファ(%) | アルファ(%) |
回転角度 | 回転角度 | 回転角度 | 回転角度 |
マスク
マスクは下記の文字を指定しますが、「切り抜き窓」が広がるようにマスクのある部分だけ徐々に画像が表示されていく効果を与えます。
マスクは正方形で作られていますが、画像表示範囲に合わせて拡大縮小され、「マスク角度」で回転させる事ができます。
Non | 無し(最初から全体を表示) |
Blind | 10個の細長い四角が徐々に表示されます |
Step | 10個の四角が階段状に伸びます |
Cartain | 四角が横に伸びます |
Split | 2つの四角が上下別々に伸びます |
Circle | 円が徐々に大きくなります |
Brash | ブラシで塗るような効果です |
RC | 幾つかのランダムな円が広がります |
画像状態
表示始め、表示始め、消去始め、消去終りの4つの時点の画像の状態を指定します。
横幅拡大率(%)
画像の横幅を画像表示範囲の横幅の%で指定します。
高さ拡大率(%)
画像の高さを画像表示範囲の高さの%で指定します。
X座標(横幅%)
画像表示範囲の左端を原点として画像の横位置を%で指定します。
Y座標(高さ%)
画像表示範囲の上端を原点として画像の縦位置を%で指定します。
アルファ(%)
画像の透明度を%で指定します。
回転角度
画像の回転角度を"度"で指定します。
設定例
プリセット・エフェクトと同等の設定は下記のようになります。
設定 | XXX:無し | FXX:フェードイン | XPL:ページイン・レフト | XHL:スプリット・レフト |
マスク | Non | Non | Non | Split |
マスク角度 | 0 | 0 | 0 | 45 |
横幅拡大率 | 100→100 | 100→100 | 0→100 | 100→100 |
高さ拡大率 | 100→100 | 100→100 | 100→100 | 100→100 |
X座標 | 0→0 | 0→0 | 0→0 | 0→0 |
Y座標 | 0→0 | 0→0 | 0→0 | 0→0 |
アルファ | 100→100 | 0→100 | 100→100 | 100→100 |
回転角度 | 0→0 | 0→0 | 0→0 | 0→0 |