NAVIEW-OBJECT 概要
■ はじめに ■
NAVIEW-PROJECTではFLASH-GIS(地理情報システム)のNAVIEWを始め、ご好評頂いているNAVIEW-SLIDEなど、地図や写真に関するFLASHのツール開発を進めて来ました。
※ NAVIEW-SLIDEはGoogleにおける検索で、「FLASH 写真」で1位に検索されます。(2007/10/10現在)
NAVIEW-OBJECTは、これらの地図表示やスライドショーの技術をより多くの方に使って頂くため、機能毎に部品(オブジェクト)化し、自由な組み合わせと相互の連携が可能なマルチメディア・ビューアとして開発致しました。
■ 特徴 ■
NAVIEW-OBJECTはこれまでのFLASHコンテンツとは全く異なる「テキストで組み立てられるFLASH」です。「フレームワーク」としての、また「開発ツール」としての側面を持ちます。
外部ファイルの読込み
NAVIEW-OBJECTは、各オブジェクトに一つの設定ファイルを用います。この設定ファイルを始めとして、CSV形式のリストファイルや画像ファイルなどの読み込みを動的に行います。
連続データの表示に使用するリストデータの項目は順不同で、項目数に制限はなく、柔軟なデータ読み込みに対応すると共に、ファイル指定も「ファイルセクション」という構造を用いて、多様なファイル構造に対応しています。
自在なレイアウト
画像や文字、線、矩形(四角)などを自在にレイアウトしてFLASHの画面を構築できます。また、「画像リスト」や「スライドショー」などの機能を持ったオブジェクトを画面内に入れ子にして配置できます。
HTML上での表示サイズも、ブログパーツのような小さなものから、フルFLASHサイトのように大きな物までカバーし、ブラウザのリサイズにも対応しています。
Ver.2.0からは、FlashPlayer9のフルスクリーン機能に対応していますので、ブログパーツサイズの表示からフルスクリーンへの切替えも行えます。
多彩な表示
画像と矩形は境界線と背景、文字を組み合わせたパーツで、それぞれの色幅を組み合わせて表示。また四隅別々に設定できる独自の角丸機能で、長方形から葉っぱのような形まで表現可能です。
文字もスクロール表示に対応し、デバイスフォントも画像化により埋め込みフォントに近い表示が可能です。
Ver.2.0で登載したグラデーション塗りの機能は、印象的なボタン表示や多彩な背景の作成をテキストの指定だけで実現します。
高度な機能
NAVIEW-OBJECTの各オブジェクトは、下記ツールの技術をベースにオブジェクト化していますので、それぞれが高度な機能を持ち、またOBJECTシリーズ共通の機能と合わせて、多様なコンテンツの制作を実現します。
- 地図をスムーズに拡大縮小/移動できる「NAVIEW」
- 多彩なスライドショー表示ができる「NAVIEW-SLIDE」
- 拡大/縮小可能な画像一覧機能を持った「NAVIEW-ALBUM-AUTO」
Ver2.0からはタイマコマンドを登載しました。ページ移動の自動処理や、フィルタを段階的に変えたアニメーション表示なども可能になっています。
連携機能
NAVIEW-OBJECTは、設定ファイルによって「プログラムできるFLASH」です。画像や矩形にボタンとして、「別ページを開く」「画像を変更する」といった独自の機能を割り当てる事ができます。
また、読込んだ子オブジェクトやJavascriptとの通信機能を持ち、連携して動作させる事ができるので、「画像一覧+スライドショー+地図表示」といった機能を併せ持ったFLASHの構築が可能です。
描画と制御を外部テキストで設定できる上に、コンテンツ・リストや画像ファイル等も全て外部から読み込みますので、サーバサイドプログラムとの連携で、ブログやCMSなどのFLASHビューアとしての利用も可能です。