NAVIEW-OBJECT イベント設定
NAVIEW-OBJECTでは、画像のクリック時などに「別ページを開く」「名前を表示する」などの動作をさせる事ができます。初期動作もデフォルトのイベント設定を書き換えて、一時停止などが行えます。
【イベント>コマンド設定】
NAVIEW-OBJECT上の各フィールドには、「別ページを開く」「名前を表示する」などの動作を、フィールドへのイベントに対するコマンドとして動作させる事ができます。コマンドの詳細は「各種コマンド」を参照して下さい。
イベント>コマンド設定は、設定ファイルで下記のように記述します。
- // FldImg にマウスオーバで「次へ」を吹出し表示
- EvFldImgOver1 ,ME,CmdAltSet,次へ
- // FldImg からマウスアウトで吹出しを消去
- EvFldImgOut1 ,ME,CmdAltSet,
- // FldImg のクリックで次のリストデータを表示
- EvFldImgClick1 ,ME,CmdSetCntNext
この書式は下記のように"Ev"を先頭に付けた"Ev+フィールドID+イベント名+連番"が項目名となり、","(半角カンマ)に続いて"コマンドターゲット,コマンド名,引数1,引数2・・・"と","半角カンマで区切って指定します。
「コマンドターゲット」は通常、自分のオブジェクトを指す"ME"とします。詳細は「外部連携」を参照して下さい。
ここで「連番」は1〜9の半角の数字で、1つのイベントに9個までのコマンドを設定できます。それ以上のコマンドが必要な場合は「ファンクション」にまとめる事で無制限に設定できます。

【初期動作イベント】
オブジェクトの「設定ファイルを読む」「フィールドを設定する」といった初期動作も「イベントに対するコマンド」としてデフォルトの設定がしてあり、それを書き換える(オーバーライド)事で一時停止などが行えます。
※ イベント設定の","(半角カンマ)の後ろを空欄とすると、イベントは無効になります。
初期動作では下記のイベントにコマンドが設定できます。(オブジェクトによって異なる場合があります)
- EvConfigEnd 設定ファイル読込み終了
- EvSetFldEnd フィールド設定終了
- EvFixFldEnd フィールド固定画像(OBJ)読込み終了
- EvCntListEnd リスト読込み終了
- EvCntFldEndOne 最初のリスト反映フィールド画像(OBJ)読込み終了
- EvCntFldEnd リスト反映フィールド画像(OBJ)読込み終了
- EvCntSetBefore コンテンツを移動する直前
- EvCntSetEach コンテンツを移動
- EvCntSetFirst コンテンツをリスト最初に移動
- EvCntSetLast コンテンツをリスト最後に移動
- EvCntSetOther コンテンツをリストの最初と最後以外に移動
- EvDefFldLoadOk 各固定/リスト画像(OBJ)読込み終了
- EvDefFldLoadErr 各固定/リスト画像(OBJ)読込み失敗
これらのイベントには下記のようなコマンドがデフォルトで設定してあります。
デフォルト設定(NAVIEW-PAGE)
- EvConfigEnd1 ,ME,CmdSetup
- EvSetFldEnd1 ,ME,CmdFldLoad
- EvDefFldLoadOk1 ,ME,CmdFldLoad
- EvDefFldLoadErr1,ME,CmdFldLoad
- EvFixFldEnd1 ,ME,CmdDefList
- EvCntListEnd1 ,ME,CmdDefCntSet
- EvCntFldEnd1 ,ME,CmdSetWake
下記のイベント設定を行うと、設定ファイルの読込み終了時点で停止します。
他のオブジェクトから"CmdSetup"を実行させれば、他のオブジェクトの初期動作終了を待つ事が出来ます。
- EvConfigEnd1 ,

【フィールド・イベント】
各フィールドでは、下記のイベントにコマンドが設定できます。"FldId"の部分にはフィールドIDを記述します。
- EvFldIdLoadInit 各画像(OBJ)初期読込み
- EvFldIdMoveEnd 各画像(OBJ)の移動終了
- EvFldIdLoadOk コマンドによる画像(OBJ)読込み終了
- EvFldIdLoadErr コマンドによる画像(OBJ)読込み失敗
- EvFldIdOver フィールド上へマウス移動
- EvFldIdOut フィールドからマウスアウト
- EvFldIdPress フィールドをプレス
- EvFldIdClick フィールド・クリック
また、これらのイベントに対するコマンドではイベントの発生したフィールドIDを"{fld_id}"として指定できます。
- // FldImg にマウスオーバでFldImgを拡大
- EvFldImgOver1 ,ME,CmdFldZoom,{fld_id},10%,0%,120%,120%
【コマンド関連・イベント】
コマンドに関連するイベントには下記のイベントがあります。
- EvSndIdLoadOk サウンドの読込み終了 (SndIdはサウンドID)
- EvSndIdPlayEnd サウンドの再生終了 (SndIdはサウンドID)
- EvTimIdEach タイマイベント(毎回) (TimIdはタイマID)
- EvTimIdCtUp タイマイベント(各回別) (TimIdはタイマID,Ctは回数)
- EvFullScOff フルスクリーンOFF ()
- EvPrintEnd プリント終了 ()
その他、画像一覧の画像など、オブジェクトによって独自フィールドのイベントにコマンドを設定できます。
各オブジェクト固有のイベント/コマンドは、各オブジェクトのサンプル設定ファイルを参照して下さい。
【コマンド使用変数】
各コマンドでは幾つかの引数を必要としますが、文字列の他、下記の変数を指定できます。
{list_all} (リストファイル生データ)
"CmdGetList"で他のオブジェクトに リストファイルの生データを送る際に使用します。
{list_line} (リストファイル1データ)
"CmdGetList"で他のオブジェクトに 1行分の「現在のコンテンツデータ」を送る際に使用します。
{mv_event} (発生イベント)
この変数はNAVIEW-OBJECTでは通常使用しませんが、Javascriptなどとの通信でイベントの種類により動作を振り分ける際などに使用します。
{fld_id} (該当フィールドID)
マウスオーバなどのイベントが発生したフィールドのIDを返します。
{list_num} (コンテンツ数)
リストデータの数(行数)です。
{list_no} (現在のコンテンツ番号)
「現在のコンテンツデータ」の番号(行番号)です。
{in_XXX} (XXX:HTML受け渡しの項目)
HTMLの表示用スクリプト内で指定した変数を"{in_mvList}"などとして指定します。
詳しくは「ファイル指定」、「設置方法の」「HTML設定」を参照して下さい。
{cnt_XXX} (XXX:CntAryOrdの項目)
設定ファイルの"CntAryOrd"の項目を指定して、リストデータの「現在のコンテンツデータ」の値を参照します。
詳しくは「リストデータ」を参照して下さい。
尚、NAVIEW-PHOTO-LISTなど、リストデータの行と対応する画像のイベントなどでは、「現在のコンテンツデータ」ではなく、「イベントの発生したコンテンツデータ」の値が返されます。
{cnt_YYY_XXX} (YYY:リストNo. XXX:CntAryOrdの項目)
上記と同じく、設定ファイルの"CntAryOrd"の項目を指定して、リストデータの値を参照しますが、「現在のコンテンツデータ」の値では無く、"YYY"の部分に使用するデータの行番号を指定します。