NAVIEW-OBJECT ファイル指定

AVIEW-OBJECTでは、リストファイルや画像ファイルをフルパスでも指定できますが、柔軟なファイル指定が可能なように「ファイルセクション」という「区分け」をして指定できるようにしています。

【ファイルセクション】

NAVIEW-OBJECTでは、リストファイルや画像ファイルをフルパスでも指定できますが、柔軟なファイル指定が可能なように「ファイルセクション」という「区分け」をして指定できるようにしています。

下記は設定ファイル内の準備されたファイルセクションの項目です。

  • CommDataDir: 共通データDIR {COMM}
  • CommExtDir: 共通拡張DIR {CEXT}
  • CntBaseDir: コンテンツペースDIR {BASE}
  • CntCtgrDir: コンテンツカテゴリDIR {CTGR}
  • CntListDir: リストDIR {LIST}

上記の"DIR"は「ディレクトリ」(フォルダ)の意味ですが、「ファイルセクション」はファイルパスの必要な時に、単に「文字のトレース(入れ替え)」を行っていますので、ディレクトリ名に限らずファイルパスの一部として使用できます。

その他、リストデータの各項目もファイルセクションとして使用できます。

例えば下記のようなリストファイルを読込んだ場合、画像ファイル名は項目名の先頭に"cnt_"を付けて"{cnt_img}"として指定できます。

  • //id(識別ID),name(名称),img(画像),nd(緯度),ed(経度),iconn(アイコンID)
  • H1,函館山,hakodate.jpg,41.759143,140.704369,Camera
  • H2,恵山,esan.jpg,41.804532,141.179668,Park
  • H3,松前城,matsumae.jpg,41.426936,140.102348,Temp

【ファイルパス】

下記のように、カテゴリ別ディレクトリ"hokkaido"内に画像サイズの違うファイルが"big"、"thm"というディレクトリに分けて"hakodate.jpg"で存在する場合、設定ファイルで「コンテンツカテゴリDIR」を"hokkaido"と指定し、リストファイルには画像ファイル名"hakodate.jpg"だけ記載します。

背景用画像フィールドのファイルパスを"{CTGR}/big/{cnt_img}"と指定し、サムネイル用画像フィールドのファイルパスを"{CTGR}/thm/{cnt_img}"と指定すれば、背景には"hokkaido/big/hakodate.jpg"を、サムネイルには"hokkaido/thm/hakodate.jpg"を表示する事ができます。

また、カテゴリの変更時や、リストデータの「現在の行」の変更の際には、"{CTGR}"や"{cnt_img}"が変更後のデータにトレースされ、画像の変更が行われます。

NAVIEW-OBJECTのファイル指定

【更新日付】

FLASHでは、サーバのファイルを更新してもブラウザのキャッシュが使用される事があり、それを防ぐ為にファイルの更新日付などを付加してファイルにアクセスする必要があります。しかし、キャッシュを完全に防止すると、それだけサーバへのアクセスが増えますので、適切な制御が必要です。

NAVIEW-OBJECTでは、この「更新日付」を以下の方法で指定できます。

  • NOW :現在の時間をミリ秒で返します。必ず新規データを読みます。
  • OPEN :ベースオブジェクトの起動した時間をミリ秒で返します。
  • MAKE : HTMLに記載の"mvDate"の値を使います。
  • CFG : 設定ファイルに記載の"FileVer"の値を使います。
  • {cnt_idate}等 :リストファイルに記載の"idate"等(CntAryOrdで指定)の値を使います。
  • 070601等 :直接日付を指定します。

※ NAVIEW-OBJECTとして提供するSWFファイルは"MAKE"を使用するようになっています。

※ 設定ファイルは"OPEN"を使用するようになっています。

※ ボタンサウンド、CSSファイルは"CFG"を使用するようになっています。

例えば、リストファイルで指定する画像ファイルなどは、ファイル名と同時に日付をリストに記載し、画像ファイルの更新時に日付も更新すれば適切にキャッシュが使われるようになります。

リストファイルは設定ファイルで指定できますが、常時最新データがサーバ側で書き換えられるようなシステムのビューワとして使われる場合には"NOW"を、通常は"OPEN"を使用するように指定します。

【HTMLからの引数】

HTMLの表示用スクリプト内で下記のように指定があった場合、設定ファイル内で"{in_mvList}"として指定すると、ファイルセクション、もしくはファイルパスで"base_list.csv"としてトレースされます。

cfg["mvList"] = "base_list.csv";

また上図の例で、リストファイルが"hokkaido.csv"として作成してあれば、設定ファイルの"CntCtgrDir"に"{in_mvList}"を指定し、リストファイルパスを"{in_mvList}.csv"とすることで、HTMLでリストファイルと画像のカテゴリーを同時に指定する事ができます。

HTMLの表示用スクリプト内

cfg["mvList"] = "hokkaido";

設定ファイル内

  • CntCtgrDir ,{in_mvList}
  • CntListPath,{in_mvList}.csv
  • //画像フィールド
  • FldIm1,Im,10,,0,0,100%,100%,,,,,,,,,FIX,{CTGR}/big/{cnt_img},CFG

【サーバサイド・プログラムとの連携】

ファイルセクションはサーバサイド・プログラムへのオプション指定として使用することもできます。

getlist.php?ctgr={CTGR}

getimg.php?ctgr={CTGR}&size=big&file={cnt_img}

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