NAVIEW-OBJECT リストデータ

NAVIEW-OBJECTは、リストデータの読込み/解析機能を備えています。リストデータはカンマ区切りのCSVファイルもしくはXMLファイルで、同様の形式であれば、サーバサイドプログラムから直接受信する事も可能です。項目は順不同。項目数にも制限はありません。

【リストデータ(CSV)の作成】

通常のリストデータは","(半角カンマ)で区切った、「CSV形式」のテキストファイルです。テキストエディタやMicrosoft-Excelなどで編集できますので、先ずはサンプルに付属の"CSVファイル"を開いてみて下さい。

リストデータは、下記のルールで作成します。

  • 先頭に"//"が付いている行と、改行だけの行はコメントと見なされ、無視されます。
  • 半角のカンマはデータとして使う事はできません。
  • 列方向に、id(識別ID),name(名称),img(画像)と項目別データを記載します。
  • 行方向には各コンテンツの情報を1件目、2件目・・と並べます。
  • コンテンツの情報は全て一行にまとめます。改行が入ると別データと見なされます。
  • "id"は識別IDとして固定名称です。また"nd"(緯度)などオブジェクト毎に固定名前があります。

【リストデータ(CSV)の解析】

CSVファイル形式のリストデータの項目は順不同で、項目数にも制限はなく、各オブジェクトは設定ファイルに記載の「リストファイル設定」で必要な項目をピックアップして解析する事ができます。そのため、2つのオブジェクト用のデータを一つのリストファイルにまとめる事が出来ます。

リストデータ例
  • //id(識別ID),name(名称),img(画像),nd(緯度),ed(経度),iconn(アイコンID)
  • H1,函館山,hakodate.jpg,41.759143,140.704369,Camera
  • H2,恵山,esan.jpg,41.804532,141.179668,Park
  • H3,松前城,matsumae.jpg,41.426936,140.102348,Templ
リストファイル設定例

NAVIEW-PHOTO-SLIDE (ID、名称、画像ファイル使用)

  • CntAryOrd ,id,name,img

NAVIEW-MAP (ID、名称、緯度経度、アイコンID使用)

  • CntAryOrd ,id,name,nd,ed,icon

【リストデータ(XML)の解析】

XMLファイルの解析は、別途プラグインとして解析プログラムを読み込む必要が有りますが、解析後はCSVファイルと同様に、列方向に項目別データ、行方向に1件目、2件目・・と並べた状態で使用します。

XMLファイルの解析プログラムは、ノード名を項目名とした配列としてリストデータを返しますが、このノード名の順番を「CntXmlNames」で指定します。

XMLファイル設定例

NAVIEW-PHOTO-SLIDE (ID、名称、画像ファイル使用)

  • CntXmlNames ,node_id,node_name,node_img
  • CntAryOrd ,id,name,img

【リストデータの使用】

現在のコンテンツデータ

リストデータはデフォルトで1行目(コメント行を除く)が「現在のコンテンツデータ」として使用されます。

現在のコンテンツデータを設定ファイルで指定するためには、設定ファイルの"CntAryOrd"に記載の項目名を、"{cnt_"と"}"で囲み"{cnt_id}"などとして記載します。

例えば、上記リストデータ例で画像ファイルを指定する場合は"{cnt_img}"となります。

  • //画像フィールドの設定
  • FldIm1,Im,10,,0,0,100%,100%,,,,,,,,,FIX,cntdata/{cnt_img},CFG

NAVIEW-MAPSで緯度経度をコマンドで使用する場合は"{cnt_nd}"、"{cnt_ed}"となります。

  • //アイコンのクリック時にアイコンの緯度経度に移動
  • EvIconClick1 ,ME,CmdMapMoveNES,{cnt_nd},{cnt_ed}

任意行のコンテンツデータ

任意の行のコンテンツデータを設定ファイルで使用するためには、{cnt_3_id}"などと、行の順番を"_"(アンダーバー)で囲ってして記載します。

  • //画像フィールドの設定
  • FldIm1,Im,10,,0,0,100%,100%,,,,,,,,,FIX,cntdata/{cnt_3_img},CFG

初期コンテンツデータの指定

初期のコンテンツデータを指定するには、"id"をHTMLの記述で指定します。

下記のように"mvDefCnt"を指定すると、"id"が"G1"の行が「現在のコンテンツデータ」として使用されます。

  • cfg["mvDefCnt"] = "G1"; // 初期位置−コンテンツ []

HTMLの記述方法は「HTML設定」を参照して下さい。

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